常陸牛
(ひたちぎゅう)
常陸牛の歴史は古く、1832年頃、現在の水戸市にて黒牛の飼育を開始したとの記録があります。1976年に茨城県産牛銘柄指定確立推進協議会の発足をきっかけにブランド牛化が進められました。現在は茨城県内の指定生産者による飼育管理技術のもと、30ヵ月以上育てられ、但馬牛系国産黒毛和牛のA4、もしくはB4以上のみに格付けされたものだけが「常陸牛」と呼ばれています。
国内だけでなく
海外でも高い評価を得る
見た目にも美しくて美味しい
最高級ブランド
豊かな穀倉地帯として美味しい食材の宝庫である茨城県。温暖な気候の中、指定生産者による厳しい基準によって選ばれた黒毛和牛の子牛に、大麦、小麦、とうもろこし、大豆などのミネラルが豊富な飼料をはじめ、良質な乾牧草と稲ワラを食べさせます。同時に健康でしっかりとした骨格を持った牛となるよう、充分な運動をさせて育てます。飼育が後半になると運動を控えて、出荷に備えた肉質づくりに入ります。
成長する過程によって飼育方法を変えることで、良質な脂肪と赤身がバランスよく配合されるので、独特の甘みと風味があり、やわらかい肉質になります。脂身が美味しいと評判の和牛はたくさんありますが、常陸牛は他の銘柄牛に比べて赤身の味わいが濃く、プロの料理人にこぞって選ばれる希少な存在です。